りんごの皮の栄養効果

エピカテキン



エピカテキン

 

りんごの皮には、実は3種類の「ポリフェノール」が含まれています。それらは「エピカテキン」、「プロシアニジン」、「アントシアニン」となっています。

 

「エピカテキン」というポリフェノールは、お茶に含まれているカテキンより強い抗酸化作用であることが特徴で、水や熱に強い性質となっています。そしてこの成分はリンゴの中でも特に皮に多く含まれているので、皮をむいて食べると、成分の良さを生かしきれません。

 

無農薬や減農薬のりんごも多いので、できるだけ皮をむかずに食べてください。

 

ポリフェノールという成分についてですが、これは光合成によってできる植物の色素や苦味成分のことで、化学構造中にOHが2コ分子についている物質を総称しています。

 

従ってその数は約4千種類ともいわれる程多いのですが、色素成分のアントシアニンやタンニン・カテキンがその代表となります。

 

この成分の効果は活性酸素の撃退です。体内に取り入れた酸素の一部が有害物質である活性酸素となるのですが、これが組織細胞や遺伝子に作用するので、動脈硬化や高コレステロールなど疾病の要因となっています。

 

この活性酸素を撃退してくれるのがポリフェノールの抗菌化作用なのです。りんごポリフェノールの特徴のひとつが「エピカテキン」で、これはカテキンの一種で、お茶に含まれているカテキンにおいても最も有効だとされています。

 

それはりんごのエピカテキンは多量体で、お茶のエピカテキンは単量体だからです。そしてりんごの中でも皮の部分に多く、果肉部分の約4倍となっています。

 




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