りんごの皮の栄養効果

プロシアニジン



プロシアニジン

 

りんごの皮の3種類の「ポリフェノール」の2番目は「プロシアニジン」です。これは複数のカテキンが結合した構造を持っており、非常に強い抗酸化作用を示すポリフェノールです。

 

特にリンゴに多く含まれているのですが、ビワ、緑茶、ブドウなどにも含まれています。ちなみにプロアントシアニジン、ピクノジェノール、フラバンジェノール等の成分はほぼ同じものとなっているようです。

 

リンゴの皮のポリフェノールの中の「プロシアニジン」の特徴で注目されるのは、体内への脂肪の蓄積を強く抑制する働きについて最近明らかになったことで、これで肥満予防効果に期待が高まることになりました。

 

「プロシアニジン」の作用についてはとにかく多く、列記してみると、抗がん作用、抗アレルギー作用、コレステロール(中性脂肪低下作用)、消臭効果、虫歯予防作用、メラニン生成抑制作用、育毛作用、白内障予防効果、美白効果などとなり、特に「プロシアニジン」の抗がん作用は研究も進んでおり、発がん自体の抑制と細胞死(アポトーシス)の誘導という双方が報告されています。

 

また、アレルギーについては、アレルギー反応を引き起こす要因となるケミカルメディエーターを遊離抑制することで抗アレルギー作用を発揮するとされており、その効果は分子量が大きいほど(重合度が高いほど)強いことも確認されています。

 




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