りんごを皮ごとおいしく食べる
これまでのお話でりんごは皮ごと食べるのが一番効果的であることがよく理解できたと思います。りんごは水に強くて熱にも強いので、生食だけではなく、調理にも最適ですから、いろいろな調理法で美味しく食べる工夫をしましょう。
注意点は空気に弱いことで、切ったり擦ったりしてそのまま置いておくとせっかくのエピカテキンが酸化してしまい、成分も減少して変色してしまいます。
一般的にりんごの変色を防ぐために塩水に漬けたりしますが、これでエピカテキンの減少を防いでいるのです。
生食でりんごを皮ごと美味しく食べたいなら、うすくスライスするのがお勧めです。こうすればそのまま食べても美味しく、ヨーグルトをかけたり、バターを塗った食パンにのせて焼くのもいいアイデアです。
スライサーがあればかなり便利です。りんご丸ごとレシピの代表は「焼きりんご」でしょう。これを難しそうだと思っている人が多いかもしれませんが、やってみれば実はとても簡単です。
ナイフやフォークでりんごのつると芯を取って、バターと砂糖を詰め込んで後はオーブンで焼くだけでOKです。お好みでホイップクリームやアイスクリームを添えれば、豪華なデザートにもなります。
オーブン以外に電子レンジを使うのも手です。皮ごとのりんごを4つに切って、芯を取り、適当な厚さにスライスしたものを耐熱皿に並べてラップをかければ準備完了で、後は電子レンジで5分加熱して出来上がりです。こうして加熱すると砂糖を使わなくても充分甘くなります。